おいらーくブログ

キャリア段位制度とは、部長とか課長などの「肩書き」ではなく、「キャリア」や「能力」を評価される社会、プロフェッショナルとして誇りを持って生きられる社会を目指すため、国家戦略として平成24年度秋から初まっています。

介護プロフェッショナルを育てる上で当社は、介護技術の取得レベルにより段位制度を設け、それを持って評価制度に繋げていこうと考えております。

職員にとっては、自分の身についた技術はどこにいっても「キャリア」や「能力」になります。

職員がもし他の会社にいっても当社にいたことを誇れる職員であってほしいのです。

今回は、まだ第1回目で~離床介助編~ですが、これから移乗編、脱衣・着脱編、入浴介助編、排泄介助編などを実施する予定ですが、おじさんビックリしたのは、ベテランの職員でも各人それぞれ介助方法が違っているのです。

貝塚 誠一郎先生(貝塚ケササービス研究所 代表)を講師に、研修風景です。

また、介助技術方法の根拠(エビデンス)を知っていないので、経験のすくない介助者に対して応用編というかの指導ができないように思うのです。

 

14. 12月 2012 · 2 comments · Categories: 独り言

おいらーくには、食の改善委員会(当社では通常F委員会と呼んでいます)があります。それは、食事はとても生活する上で大事なものであり、特に高齢者にとってはいつ最後の食事になるかわかりません。それでF委員会では、地産・地消で当別の農家に契約栽培していただき、混ぜりけのないお米を食べていただきます。春と秋には旬で鮮度の良い野菜を入居さん・利用者さんに食していただくため職員みずから取りに行って提供しています。

また、料理もマンネリ化しないため主婦感覚で家の自慢料理を持ち寄っていただき、それをメニューに反映させるべく料理コンテストも行っています。但し、見栄えも大事ですが、お年寄りの方には軟らかくそしてなじみがよく、料理に手間どらなく栄養のバランスを重視して評価します。

各事業所から、19作品が提案されどれも素晴らしい料理でした。

本部会議メンバーの厳正なる採点の結果

最優秀賞は、せんりの和Oさんを中心とした生活支援グループの作品「桜餅風おはぎ」が表彰状と賞金○万円をゲットしました。その食べ安さ、外見と実際に食した時の意外性、そしてレシピーの簡単さが評価されました。お赤飯の中に少し甘い餡子が入っています。和Oさん、自宅で一生懸命作ってきてくれたそうですね!ありがとネ

優秀賞は、リ・ボンの大Oさん・佐Oさんの作品「タラたらしてんじゃね~親子でコンビネーション」(賞金△万円)

プレゼンテーションの素晴らしさと出来立てを提供しようとする姿勢に対し高い評価がされました。大Oさん・佐Oさんの料理も素晴らしいかったですが、デイスプレーがとてもユニークで女性票をしっかりゲットしました。

 

特別賞は、輝楽の加Oさんの作品「揚げ高野豆腐三色和え」(賞金□万円)となりました。お年寄りにやさしい食材のやわらかさとお年寄りに好まれる薄味を表現されました。加Oさんが長年、幼児保育所での調理補助の経験を活かして食べる側の気持ちにたった料理提案でした。

また、楽しい料理もありました。

ナスの蒲焼です。これも蒲焼のわりにカロリーを抑えることができとても美味しいのです。おじさんも食べてみて、こんなに美味しいのかとビックリでした。是非一度お試しください。パープルのみなさん、とてもユーニークな料理ありがとうございました。

みなさんお忙しいところご協力いただきありがとうございました。
必ず、当社の料理メニューに活かしてまいります。

また、今回は選にもれましたが、どれも素晴らしい作品群でした。

おいらーくの事業所はほぼ札幌東区に点在していますが、唯一該当していない事業所が銭函にあります訪問介護事業所を併設している高齢者の住宅「輝楽」です。

ここは、7年前迄ご夫婦2人で若い人向けの下宿をしていたのですが、年齢的にもきつくなり、またご夫婦で旅行なども楽しみたいとのことで当社が譲っていただき、高齢者のお住まいと地域のケアを担うべく開設しました。

開設は、4月でしたが全室満室(といっても16室ですが)になるまで1年もかかっています。

また、訪問介護事業所としての報酬も1年間は、1ヶ月10万円にも満たないものでした。

管理者も2年間で3名も代わりました。

そして、おじさんと同日入社で少し天然が入っている我等がエース:トキ○さんが1年間だけとの約束で札幌北区から銭函まで毎日通勤してくれたのです。

異動日が2月で、吹雪で前がまったく見えない日だったことを思い出します。

この事業所がトキ○さんには水が合っていたのでしょう。

トキ○さんには、自分が考えていることを自分の責任において具現化できる仕事に対する面白みと入居者さんや職員に自分が必要とされている喜びで見違えるように明るくなっていくのがわかりました。1年の約束でしたが、勤務先を札幌に戻してといわないのです。

不思議なものです。当初まっかかな事業所経営で何度が閉めようかと考えていたのですが、3年後には、年間の経常利益がとんとんまでなり、その後おいらーくの経営に貢献してくれる事業所にまでなりました。

また、トキ○さんは、入居者さんを楽しませるのが大好き、輝楽の前がすぐ海岸なのでバーベキュー大会や開所記念を朝里温泉で豪華料理とカラオケと踊りでおおはしゃぎ、また年1回のおいらーく全体でおこなうサマ-フェスティバルには入居者さんをつれて楽しみました。

トコロガデス。

今度は、東区にある訪問介護事業所がうまくいかなくなり、またトキ○さんに白羽の矢がたったのです。ここは本当に苦労かけました!

たてたのは、おじさんなのですが。(ゴメンね!!トキ○さん 苦労ばかりかけて)

入居者さん達が行ってくれた送別会時のトキ○さん

 

今思い出しました!銭函への異動もおじさんの発案でした。

そして1年半が過ぎ、またも医療法人社団 豊生会が担う医療拠点事業とそれに併設する医療・看護・介護・住まいの複合事業所へ行くことになりました。

トキ○さん、新規事業は大変ですが、君ならできると代表ともども信じています。

心よりエールを贈る次第です。『フレ~ッ・フレ~ッ トキ○~ッ』

この方も、60歳前半です。おいらーくがいかにロートルパワーに支えられているかこの事例でもおわかりでしょうか。