おいらーくブログ

デイサービスセンター夢のみずうみ村てんやわんや本町1階には、洗濯機と乾燥機があります。

この場所を、ゆーめーランドリーと名付け、利用者さんが自宅からデイにお越しの際、自宅の洗濯物をお持ちになりデイ利用中に自分で洗濯機を回して乾燥もし、たたんで自宅お持ち帰りできる。そういう取り組みをしています。

これを当社では、宅配ビリテーションサービスと名付け、利用者さんがデイを利用され、そこでの成果を自宅へ持ち帰っていただく(または自宅で活かされる)生活リハビリと宅配を兼ねたサービスを色々提案しようと考えております。この他に

例:陶芸、木工、パン工房、そば打ち等

この写真は、利用者さんが使用中!

ダイバージョナルセラピーを勉強してきました。

講演者;芹澤 隆子((有)ウエル・プラネット 代表取締役/DiversionalTherapyAustralia会員)

ダイバージョナルセラピーとは、

クライエントを中心とした実践であり、各個人が、その人にとって価値のあるレジャーやレクリエーションの経験をすることはすべての人に与えられた権利であると認めることである

簡単に言うと

朝、目が覚めたとき、ベットから起き上がる理由を持てるようにする手助けすること(Peggy Skehan

この起き上がるとは、からだ・感情・気分・感性を意味し、今日あの続きをしようとか、あそこにいこうとか、楽しいことがまっていて早く起きなければと思わせるもの。

つまり、『レジャーを自己選択で自分らしくそして仲間とコミニュケーションをとりながらできる』をどんな状況にあっても、最後まで、楽しく自分らしさをあきらない。セラピー』

例:琴を弾く人と壁を叩く人

ある特養で、(芹澤先生の体験談)

4人部屋で、毎日 壁をたたく高齢の女性がいる。お話を聞いて見ると、隣に私の亭主がいる。ほとんど寝たきりの状態で私がこの壁を打ち破って助けだしてあげたい。

そんな思いで毎日壁叩いているんだと。

同じ特養の食堂に琴がおいてあるので。あれはどうしたのですか職員に聞くと、その琴の持ち主は、昔琴の先生をやっていて、ボランティアで尺八を演奏私も琴を弾きたいとおっしゃるので、職員がご家族と相談して本人の琴を常設したところ、毎日琴を弾き始めたのだ言う。

どこで老いても、どこで人生を終えようとも『生きてきて良かった・・・』と思えるケアー!

同じ特養で、職員の関わりやその人の目線でアスセメントをし、あとは実践する意思があるかを問われた例です。

ダイバージョナルセラピーの実践プロセス

1.  アセスメント=事前の調査→ライフビュー(私をもっと知って・・)

2.  プランニング=計画・設計→ゴールの設定(私は何をしたらいいの?)

3.  インプルメンテーション=実施→目的意識と観察(私をよく見て)

4.  エボルーション=事後の評価→改善し続ける(私はこれからどうなるの?)

最後に、

この言葉が印象的でした。どのような状態であっても、人はどこかに必ず『健康』を持っている!

その人の健康=“HEALTH”に働きかけるダイバージョナルセラピー

当社は、デイサービスで有名なデイサービスセンター夢のみずうみ村のフランチャイジーに今年9月1日より加盟しました。

この加盟に併せて、藤原 茂先生をはじめ4名の夢村スタッフの方が約10日間、朝早くから夜遅くまで、また休日もやすまず支援していただき何とか当社のデイサービスセンター夢のみずうみ村てんやわんやデイサービスセンター夢のみずうみ村てんやわんや本町が開設しました。

藤原先生の開設記念講演には、遠く釧路からも参加していただき、先生の『自己選択・自己決定とみんな違ってみんないい』の理念を共有したものと思います。

そして、開設後もとても忙しい合間をぬって、時には日帰りで当社に指導を兼ねて様子を見に来ていただき職員と一緒に利用者さんと関わる姿に「いつも本物を見る」のです。

この先生の介護に対する信念を一人でも多くの方に知らしめるのが私たちの役目と、トップみずから健康トリム(二人の法則といって、職員が2人以上で利用者さんのリハビリのため、色々な物を建物のいたるところに配置する手作り健康道具)を作ったりしています。

また、建物全体に巡礼札所を造りそこを利用者さんにそこそこの判子を押しながら巡礼していただき、それで少しでも足腰を丈夫にしていただくような取り組みにも職員全員で赤いペンキを塗っています。

健康トリムの1例です。