おいらーくブログ

20日夜 サポートハウス シーフロント輝楽では、少し早いクリスマスパーティーを開催しました。〇井ホーム長の挨拶から始まり(〇井さんは、訪問介護事業所の所長も兼務し、しっかり銭函になくてはならない介護事業所となりました)、そして前ホーム長の〇橋さんも参加しましたので入居者さん大喜びです。

おじさんも招待を受け(実は、お寿司を握ってくれと要請があり)、入居者さんと職員さんにお寿司を握ってきました。 

場を盛り上げるため、ホーム長代理の〇川夫妻が生演奏のボランティアを勝手でてくれました。お二人はプロです。また当社代表も和服姿(この方、普段から着物でお仕事しています)で、鼓(つつみ)をたたいてくれました。曲名は、「浪花節だよ人生は」(トトント トントントンってカンジです)

料理は、心を込めて〇藤さんが作ってくれました。そしてパーティーの後、いつもその夜の入居者さんの健康状況が不安なのですが、長年宿直をお願いしている辻〇さん、今年も大丈夫だったでしょうか。

ところで、どうしておじさんお寿司を握るようになったかというと、おいらーく食の改善委員会では(おじさんもメンバーです)入居者さん・利用者さんに握りたてのお寿司をせめて年に1回でも食べていただこうと、3年前から食の改善委員会のメンバー全員が、お寿司を握るため全事業所に出前出張しよういうことになり、調理師の〇林さんに指導を受け、お寿司を振舞うようになりました。当社では、これを『お寿司握り隊』と称しています。

介護事業所では、食事に中々生物は提供できません。(食中毒やウィルス対策のため)

ですからとても喜ばれます。また、管理栄養士さんは、嚥下用のお寿司も作ります。酢飯にとろみをつけ、ネタは、キザミます。

なんと、今年は一般の職員さんにも呼びかけて『お寿司にぎり方教室』をCoCo東雁来弐番館で実施しまして、事業所独自で職員さんがお寿司を握ってくれるようになったのです。

当社職員、とってものりが良いので、おじさんついていくのが大変です。。。とほほ

 

おいらーく全事業所には、AED(自動体外式除細動器)があります。

新しく入社された方には、オリエンテーション時ビデオなどで学んでいただくのですが、今回当社顧問のY野さんの発案で消防署に依頼して、具体的な実技を勉強することになり、各事業所に呼びかけたのですが、介護職員はもちろん食事を提供していただく生活支援員や事務職の方まで多数参加していただきました。

 

この研修では、人形を使い、また練習用のAED利用し本番さながらの訓練とその時注意事項なども学習しました。

1例を言うと、救急車を呼んでもらうとき「救急車を呼んでください」ではなく「119番に連絡してください」というのです。(あわてると110番の電話する方がいるので)

また、心臓が動くか、救急車が来るまでは、胸骨圧迫(心臓マッサージ)を止めてはいけないということです。特に、老人に胸骨圧迫を繰り返すと胸骨の2~3本は折れるそうですが、血液が脳に廻らなければ死ぬ以上、現在の救急救命では人道上の措置として許されることを強調していました。

また、平成24年10月1日から救急救命士以外の消防士も気管内挿管を行えることになったそうです。

当社の職員も、一生懸命訓練をしてました。

 

職員の感想として、胸骨圧迫を30回もすると相当な疲労で、腕でするのではなく体全体でしないと続かないとのことでした。

おじさん、頭でわかっていても実際の行動訓練がいかに大事なのか前回の介護マイスター研修同様つくづく思いました。

おいらーくでは、小規模多機能型居宅介護事業所を2事業所運営しています。

1箇所は、利用者さんのほとんどが地域の在宅で住まわれる事業所です。

もう1箇所は、利用者さんの80%弱が併設の住宅型有料老人ホームにお住まいの方です。

同じ小規模といってもケア内容は似て非なるものです。

在宅中心の方は、通常の訪問介護やデイへの送迎はもちろん、早朝から自宅にうかがうモーニングケアや利用者さんが寝る前のナイトケアにもお伺いします。

また、在宅でのケアは大変だが施設には、入れたくないというご家族のために、小規模の方で週5日お泊りされ、6日目の夜ご自宅へお連れし、7日の夜お迎えにいく逆デイサービス等も実施しています。

おじさん、実は認知症実践者研修の課程でこの事業所の逆デイにお連れする職員の瀬○君に同行し、おじさんも高齢になりお世話になるなら、瀬○君のような方にケアしてほしいと思うほど、丁寧で謙虚で気配りができていました。

この利用者さんは、元お蕎麦屋さんの店主で1階がお店2階が自宅なのですが、階段が急で車イスの利用者さんを3人ががり2階へと誘導していったそうです。

併設型事業所の方は、開設当初、ご家族がいないため夜間から早朝の訪問が利用者さん全体で月2,000回を越えることもあるほど利用者さんからコールがありました。それで再アセスメントをし、ライフサポートプラン(小規模では、ケアプランとは違うのです)でその利用者さんそれぞれの排泄の時間帯や回数など調べ不快を少しでも減らす努力を職員みなで考えています。

今回は、その職員達で小規模のケアのあり方を勉強してこようと、広島での小規模多機能ケア全国セミナー研修にいってきました。その中の○藤さんの感想を掲載させていただきます。

○藤さんの感想の中で、特におじさん驚いたのは、帰宅願望対策はどこの事業所でも苦慮していると思うのですが、自宅に帰りたいと懇願された利用者さんが、いざ自宅についても家の中に入らないというのです。

また、ヒヤリハットを書くのは当たり前だが、笑っている時に「ニッコリモット」を書いているという事例です。

おじさん、これは「とてもよか~っ」と感じ入ってしまいました。では、

感想

印象に残ったのは、ある利用者が家に帰りたいと訴える、あまりにも熱望するので根気負けした職員が4時間かけて一緒に歩いた、だが家の中に入るわけでもなく又帰ってきた。その後も何度か訴えたが職員も利口になって車で送った。そうしているうちに落ち着いてくるようになった、という事例。後はヒヤリとした時にヒヤリハットを書くのは当たり前だが、笑っている時に「ニッコリモット」を書いている。何で笑っているんだろう?何が楽しいんだろう?と疑問に思った事を書くらしいのですが、これは面白い!と感じました。 今回のテーマの「その人らしさ」について考えてみた。介護の仕事に長く就くにつれ薄れてくるかもしれない、根っこの大事な所だ。家に帰りたいと思うのは当たり前の感情で、帰宅願望と名付けて、帰る!と玄関先に行く方を何とか説得したり違う事に気をそらしたり、どうしようもなく町内を1周してきて、本人は少し満足しその一方でスタッフは疲れはてる、というのが現状。グループワークでは「その人らしさ」とは、では好きな事をする、趣味趣向、癖、環境、性格などなど持ち上がりました。個々に好きな事を自由にしてもらう、それにはマンパワーなど色々な問題が出てくるかもしれないが、「その人らしく」いられるよう私達が手助けするべきだと思った。いずれ自分も自分らしくいさせてもらえるように。生まれて初めて広島に行きました。研修の機会がなかったら一生行くことはない土地です。地域性は違っても、介護に携わる人の想いは一緒だと感じました。色々な場所で其々の人が頑張っている、沢山刺激をもらいました。小規模の全国セミナーに行かせて頂きました、ありがとうございます。