夢のみずうみ村てんやわんや本町の取り組み掲載も今回で6人目
職員の全体的レベルの高さに、おいらーく品質&プライドを感じます。
日頃歩行器で移動なさっているTさん、入浴時に「いつもこんな私の為にすまないね。足が上がらなくて一人でお風呂も入れなくて情けないね。」といつも遠慮がちに入浴されています。
毎度職員は励ましているのですが、Tさん自身が少しでも前向きな姿勢・意欲を持って欲しいと思っていました。
そこで以前、Tさんとお話ししていた際に旦那様のJさんの鍵に付いているキーホルダーが汚れているから嫌だわと話していた事を思い出し、今回のDTは消極的なTさんが最後まで一人で作製→完成させて、達成感を味わう事で前向きな気持ちなるのでは?と考えキーホルダー作りを企画しました。
事前に「Tさん、Jさんの為に鍵に付けるキーホルダーを作ってみませんか」「え?私が?そんなの作れないわ。」「大丈夫。私も初めてつくるので、一緒にやってみませんか?」「じゃあ、やってみようかな」
その際に少し笑みが出ていていました。
9月26日(木)
「こんな私でも作れるのかしら?」と自信なさげな発言。「やってみると簡単だから大丈夫ですよ。」
と励まし、「そうかい?色々教えてね。」と意欲的になってきました。
「まず、TさんがJさんの為にビーズを選びましょうか?」
「男性だからね、難しいね。」と言いながら、楽しそうにビーズを選んでいました。
ご自分で穴の大きい物、明るめの色の物など選択されていました。
「なかなか難しいね。」ビーズの穴がそれぞれ違うので、簡単に通れるものと難しいものがあり、何度も紐を穴に通すTさん。
やっと紐が通った時には・・・ニンマリ。「やっと通ったね。」嬉しそうに職員に話されていました。
「この色の次はこっちだね。」職員に相談しながら、見事・・・完成!!
後半は目が疲れてきて、スローペースになってきましたが、あきらめないでご自分で最後まで作製されました。すごく綺麗な色合いでTさんのセンスを感じさせます。
そして・・・いざ旦那様へプレゼントしに行きました。
一緒に並んで写真をとお願いしたのですが、照れてしまって(笑)。
Jさんは「ありがとう。」と少し恥ずかしそうにTさんにお話しされていました。
職員が感想を聞いても「いいよ。ありがとう。」と言葉少なげでしたが、帰りの送迎時に鍵を開ける前にじーっとキーホルダーを見て「やっぱり綺麗だな。」と嬉しそうにポツリ。じわじわと嬉しさが出てきたのでしょうね。それを見ていた職員もTさんもほっこりしました。
今回の取り組みでTさんは手芸に興味を持って下さり、またやってみたいとお話しされていました。
今回の事が自信になり、Tさんの活動の幅が広がり、他の活動の意欲にも繋がればと思いました。
担当 高堂
高堂さん、利用者さんの活動意欲につながる取り組みありがとう!
そして、貴女の利用者さんへの接し方にほのぼのとして優しを感じる取り組みでした!!