2月のダイバージョナルセラピーは、
デイサービスセンターてんやわんや本町 花村リーダーから
デイの中にはご利用者様がご自宅で製作した手芸品や折り紙等で作られた作品が飾ってあります。
「これ素敵だね、どうやって作ったの?」と作製意欲や興味を抱く方や「昔はこうやって作る事が出来たけど今は手先が動かなくなってきたから出来ない」と悲観的になる方様々な声が聞かれます。
では、自分が作製した物を飾り目にすることで意欲向上や達成感に繋がるのではと考え、今回はデイサービス内の天上から飾るランプシェードとコットンボールを皆さんで作製しました。
コットンボールの作り方はまず風船を膨らませて刺繍糸を巻き付けます。
風船が柔らかく動いてしまうので片手で押さえながら行い、集中して行っています。
ボンドを水で溶いた液を刺繍糸に塗っていきます。
これを紙コップの上に置いて2~3日乾かし、風船に針を刺して取り除くと完成です。
ランプシェードの作り方は風船を膨らまし、色紙(半紙やお花紙)を小さくちぎった紙に糊を水で溶いた液をつけて貼っていきます。
風船の色が見えなくなる位重ねて貼っていき、最後にご利用者様が好む花や動物のイラスト紙を選んでもらい好きな場所に貼ってもらいました。
2~3日乾かし、風船に針を刺して割り取り除くと完成です。
初めは、折り紙や作品活動を行っている利用者様に声を掛けて行っていると「何作ってるの?」「楽しそうだね」と興味を示され「私もやってみたい」と多数の声が聞かれました。
「私にも出来るだろうか?」と手先が動かないと言われていたご利用者様も行ってみると「私でも出来たからやってごらん」と他利用者様へお誘いされる姿が見られました。
完成した作品は天上から吊して飾りました。
「あれかい?こっちかい?」と自分が製作した物がどこに飾ってあるのか探すのも楽しみになり、「来月お雛さんだからぼんぼりのようで素敵だね」と利用者様同士の会話が聞かれ「あの花柄も目立っていいね、次はあれにしようかな」と意欲向上になりました。
今回はデイに飾ってますが「また作って家に持って帰りたい」と家族に自分が作った物を見せたいと喜んで作っておられ、色合いを見ながら「一番上手に出来た」と達成感に繋がったように思います。
今回利用者様が自信や意欲へ繋がった意思が明日へも続いていけるように今後も楽しめる企画を提供したいです。
※毎月ながら、てんやわんや本町 スタッフのみなさん
本当に 利用者さんの立場・意欲向上に向けた取り組みに
頭のさがる思いです!