おいらーくブログ

前回に続き

住宅型有料老人ホーム CoCo元町弐番館 ホーム長代理の方から

報告書の抜粋です。

〇月〇〇日(土曜日)

ダイバージョナルセラピー実践への演習

私のグループは、入浴拒否をする入居者Aさん(女性)をどのようにして入浴していただくか・・・を演習しました。

 

このAさんを私が演じました。

Aさんの怒りを職員Cに伝えた時に「共感」してもらえる言葉、果物3種類を「特別Aさんだけだよ」と「特別」を感じてもらうなどグループで話し合いセリフを考えました。

 

先輩DTWの実践発表

2名の先輩ワーカーさんの発表がありました。

1名は専従DTWさんです。

専従DTWさんの発表では・・・・

要介護4 女性

スリープマネージメントを意識して、朝の日光浴を始めた。

この女性の見えないところが見えてきた。関わるって大事なことだと感じたそうです。関わると状況も良くなると思っていたら、いつも飲んでいたコーヒーが飲めなくなってきた。薬を見直した結果薬が減ったそうです。

この女性とDTを通して関わりを持たなかったら、薬の見直しをすることもなかったかもしれません。「関わる」ことはとても大事なことだと思いました。

 

〇月△△日(日曜日)

受講生は新茶の季節なのでお茶を取り入れたレクレーションを行った発表。

 

※養成講座を受けて・・

静岡、名古屋、滋賀、山口、香川、大阪、北海道と13名での第14期DTW養成講座が2月から始まり、4ヶ月間があっという間でした。DTとのかかわりがなく、不安なスタートでしたが講義を受けていくうちにDTの楽しさがわかりました。

受講生たちと職場の話をすることも多く、職場の悩み、職員不足などの話・・・

勤務先がデイサービスの受講生には、トリム作りなどたくさんのアイデアを教えていただきました。香川県から来ていた受講生は特別養護老人ホームに勤務されていてヘルパーの7割がインドネシア、フィリピンと聞いて驚きました。

大学教授の講義・・・高齢者の心と行動、認知症への理解、脳科学など 研修に参加したから聞けた講義を仕事で活用していきます。

第14期DTW養成講座に参加させていただきありがとうございました。

 

 

第14期DTW養成講座研修報告 から 一部を抜粋しました。

報告者:デイサービスセンター生きがいサロン東雁来 センター長

~感想~

今回DT養成講座に参加し、DTという奥深さを実感いたしました。

利用者さん一人一人に対するアプローチ、アセスメントの重要さ・・・普段行っているアセスメントとはまた違ったアセスメント。

その方の好きなものアセスメント!これはとても良い物だと感じました。

好きなものが分かっていれば自分たちのアプローチ方法にも引き出しが出来る。

全ての取り組みは利用者中心の実践が大切なんだと感じ、まずはやってみなければ何も始まらない。

アセスメントをとってからやる方法が大前提だが、アセスメントでつぶれてしまうのなら実践してから詳しいアセスメントを取ることもできる。

どちらかというとその方が実践しやすく利用者さんから何かを引き出す楽しみが増えるのではないだろうか?

実践=アセスメントにもなりうるのではないだろうか?

やり方は一つではなく数多く存在するということを一番感じることが出来た研修でした。

そのほかにも大学教授などの講義も普段は聞くことが出来ない医学的なことや理化学的なこと・・・

楽しく新たに興味を持てる内容の物ばかりでとても貴重な時間になりました。

これから学んだことを実践していけるように、夢村とDTを融合したおいらーく独自のサービスを提供できるように取り組んでまいります。

研修に参加させていただきありがとうございました。

 

次に、報告者のプレゼンターションテーマ

  1. 環境が人格を変え、環境が人格を戻アルツハイマー型認知症を患いデイへ通うが認知症が進行し、帰宅願望や暴言が多くなりうまくアプローチ出来ないことが続き、話しかけるだけでも機嫌が悪くなるという方へどのようにデイや自宅で落ち着いて過ごしていただくか?活動(レジャー)参加など様々なアプローチを行うがうまくいかず・・・しかしたまたまデイフロアの模様替えをした際に発見したこの方の居場所とその後のアプローチ。

 

最後に、課題が

施設系は特にそうなのではないかと思われるがデイではレクなどが主体であるため、入れ込んでいきやすいと思うが、個別活動中心である夢むらにどのようにプラスαで入れ込むか、考え方など似ている部分はたくさんあるが行う活動内容が違うため、難しい部分もある。

現状、業務優先で介護の現場は回っているがDTとしての役割がレジャーやレクであるからやはりDTWという職種になる事が一番望ましい。

デイでもぽつんと一人でなにもされない方や自分から活動参加が難しい認知症の方へこの方法でアクションをかけて行けるのではないかと考える。

 

本当に一部だけの掲載ですがとても内容のこいレポートでした!

会社としても 研修にだしたかいがあるというものです。

前後になりますが、

芹澤先生からのご報告を最初に掲載させていただきます!

 

また今回も大変エキサイティングな2日間!とても感謝いたしております。

特に15日のオーストラリアとのSkype交流は

“日本初”で、画期的な出来事!

「日本の北海道とオーストラリアのアデレードとアメリカ(のどこ?)」が

DTで一つにつながったんですものね。

早速、アデレードのダイバージョナルセラピストDarrenから

下記のようなメールが届いてます。

「私たちのコーラスに加わってくださってありがとう!

こちらの音声に問題があって、ごめんなさい。

あなたがよければ、近いうちに同じ施設ともう一度やりたい。

Takakoがそこへ行くのはいつか?知らせてほしい。

“Australiaのサイン(ウチワのこと)”を見せてくれた入居者に感謝を伝えてください」

といった内容のようです。

特に「ウチワ」に喜んでいたこと、利用者さんにお伝えください。

そして、こちらの写真を彼らに送ってあげたいので、データを送っていただけますか。

9月のカンファレンスで、きっと発表されると思います。

どうぞよろしくお願い致します。

では、また8月にSkypeしましょうか?  (芹澤)

 

ここからは、おじさんの・・・記事

一昨日

ダイバージョナルセラピー協会の芹澤先生が

おいらーくのデイサービスセンター夢の湖村てんやわんやで

オーストラリアとアメリカの施設をスカイプでつなぎ

双方向でDTの交流会を実施したのです!

 

お互いの歌でエールの交換

こんな時でも 夢のみずうみ村てんやわんやは、

パン作りなど

いろんなプログラムが同時進行しています

こちらの利用者さんは、日本古来の装飾で素晴らしい作品をたくさん作り上げています

またこの方などは、習いたてのパソコンで歌詞カードの作成に余念がありません

自己決定、自己責任

みんなちがって みんないい。

 

詩人「金子みすゞ」の言葉。

 

 「わたしと小鳥と鈴と」 

わたしが両手をひろげても、お空はちっとも飛べないが、

飛べる小鳥はわたしのように、じべたをはやくは走れない。

わたしがからだをゆすっても、きれいな音は出ないけど、

あの鳴る鈴はわたしのように、たくさんなうたは知らないよ。

鈴と、小鳥と、それからわたし、みんなちがって、みんないい。