おいらーくブログ

~その①:大槌町 子ども夢ハウス大槌まで~

当社職員及び利用者さん・入居者さん達のたくさんの思いが積もった「子供夢ハウス大槌支援募金」を届けに、岩手県大槌町に行ってきました。

有志は、星野代表、夢村デイサービスセンター統括 寺○、夢のみずうみ村てんやんや本町センター長 柴○、両方の夢村デイサービスセンターで兼務している作業療法士 岸○さん。

そして、ターミナルケアーをうらら伏古で率先して受け入れているaidaホーム長とおじさん。

御浄財を戴きましたみなさん、そして医療法人社団豊生会のみなさん間違いなくお届けいたしました。

 

おじさん達一行は、

5月18日(土)

新千歳空港⇒仙台空港(9:15着)

仙台空港からはレンターカーで迷運転手柴○さんと、もの言わぬナビゲーター岸○さんが

素早く(?!“)東北高速道入り口を見つけてくださり、両氏に半分命を預け北上し、一路 大槌町を目指したのです。

(余 話)

おじさんが、旅に行くときの愛用品を紹介させてください。

まずは、アイパッド(これは旅を何倍も楽しく、なくてはならない必需品です)

そして、このアイパッドに写っている映像は、おじさんが茨城県に小旅行した時の、日本三名瀑のひとつに数えられる「袋田の滝」です。

 

プレゼントして戴いたマイキャップ

そして、こちらもオーダーして作って戴いたマイブックカバー(ちょっとお洒落でしょ・・)

おじさん、ある旅行先の車内で素敵なブックカバーをしているトラベラーを見て欲しくなっちゃいました。

綾美さんありがとう。

その他、リュック、メガネケース、そして写真にはありませんが航空機内や長距離での車内で履く携帯スリッパです。

 

(余 話 休 題)

おじさん達一行は、途中前沢牛で有名な前沢サービスエリアで昼食をとりました。

 

ここで、おじさんは盛岡冷麺(650円)

 

とこのサービスエリア一番人気である前沢醤油らーめん(500円)

 

 

の二杯をたいらげたのです。(今回の1泊2日の旅で、公式でおじさん計4杯のらーめんを食べました)

前沢サービスエリアを出発し、

 

花巻ジャンクションから釜石自動車道⇒遠野町

(遠野町は、柳田國男の遠野物語のもととなった町であり、河童や座敷童子などが登場する「遠野民話」で知られています)

いよいよ、大槌町に近づくと、仮設住宅、仮設商店が点在し始めてきました。

 

そして、午後2時半 子ども夢ハウス大槌へ到着です!

木工場としてまた燻製工場として(おじさん達が行った時は、水を撒くと固まる土を敷いていました)使用されるプレハブです。

 

当社 代表 星野

大槌町から帰って来ました。人生の大きな転機になるほどの、衝撃でした。
岩手の辛抱強さと、優しさに甘え復興が進まないのではと政府の不甲斐なさに、腹がたちます。
看板に「福幸」と書かれていました。頑張ろうという言葉より、ジーンとしました。

(海沿いの祈りの広場)

 

うらら伏古:aidaホーム長


震災の爪後、無憎悪の大きさを目の当たりにして言葉がなかった。
あれから2年経過して未だ尚、復興の兆し遠く老若男女の隔てなく、全ての人が心に深い傷を負い、悲しみの中で今を精一杯生きている。各々が現状と向き合い今日をどう生きるか、地域の復興に何が出来るのか、如何に乗り越えるかを真剣に考えている。

しかし現実は、何から手を付ければいいのか考えている暇も無く、日々の生活に追われている。そんな熟慮たる悔しさの中でもがいている人達が沢山いる事を知った。私の友もその一人であった。

更に又、自らの体験・胸の内をボロボロ涙を落としながら語り、心の叫びをいつまでも語り続ける姿に傷の深さを見た。

そして私は、物言えぬやるせなさを覚えた。以上、報告します。

夢のみずうみ村てんやわんや:寺○統括

からは、

この度の慰問の参加は自費にての参加でした。

デイサービスからも3人参加させていただきました。

aidaさんの言葉に私たちの思いが言い尽くされています。

仮設住宅はテレビでみるよりも小さくここで家族が暮らしてるのかと思うと胸がはりさけそうでした。

代表が作る料理に、子供たちが集まってきてはあっという間になくなり、作っても作っても同じ状態でした。

両手を広げ子供たちを丸ごと受け止めている代表は女神さまのようでした。大げさではありません。
帰ってきて一晩たっても胸がはりさけそうです。

また行く機会がありましたら是非ひとりでも多くの方に行っていただきたい。

きっとそれが復興への 力になると思います。


(保存されることになった大槌町役場)

今回、うらら伏古 相談員○部さんが

ダイバジョナルセラピーの研修報告を投稿してくださりましたので掲載します。

今回は、オーストラリアで普及しているダイバージョナルセラピー(DT)の研修を受けました。

○ダイバージョナルセラピーとは、

・ダイバージョン:気分転換 気晴らし 道をそれる

・セラピー:治療 療法

 

○ダイバージョナルセラピー定義

高齢や認知症のため身体機能が低下し、精神的にも活性の低下した状態からその人のもてる可能性を見つけて、楽しさや幸福感の方向へ気分転換を図る。あるいは別の可能性の方向へ道を拓くこと

 

○ダイバージョナルセラピストが、

・個々人が自らの自尊心と自己実現を促進するためのレジャーやレクリエーション活動を選択する機会を提供する。

・レクリエーションプログラムを開発し、マネジメントするとき、個々のクライエントが

そのプログラムを選択し決定できるように支援・促進する。

 

○実践のキーワードとして

① レジャー:DTでは、「すべての人が健康でよりよく生きることに意味深く貢献する

積極的なレジャーの体験を認め、推進する」とされている。

② ライフスタイル:DTでは、感性への心地よい刺激を重視する。

ここには環境としての建築、デザイン、自然要素などが含まれる。

③ チョイス:DTでは、レジャー、環境を通して一人一人のチョイスを最期まで支援する。

④ コミュニュケーション:人は必ず他者との関係性(つながり)によって生きている。

認知症や障害のある人を「退屈させない、孤立させない、孤独にしない」。

コミュニュケーションを実感できる環境やプログラムの実践が必要である。

実際に講義を受けて、『人生を楽しむことを最期まで支援すること』。高齢者や障害のある方に選択していただくことの大切を改めて考えさせられる講演となりました。

日常のコミュニュケーション、ケアの中で、そこに利用者の自己決定はあるのか?振り返り考えてみると、実現できていない場面が多い様に思いました。

今後DTを導入して行く上で、ケアを提供する側の意識の共有・アセスメント方法など、取り組む内容としては難しい部分が多いと思いましたが、利用者に寄り添い、そしてQOL向上を目指すことができる取り組みであるとも思いました。

今後もDTについて知識を深めていきたいです。