おいらーくブログ

27. 9月 2021 · 『利用者様の「意思」が動く』 はコメントを受け付けていません · Categories: 未分類

他のデイサービスからてんやわんや本町にサブリーダーとして異動してきた山崎さん

当初、相当戸惑っていたようですが、地力(自力?より今迄培ってきた本人の資質)があり

異動してきたデイサービスのケアの評価をさげないというプライドと前向きさ

きっと 大成していただけることでしょう! では・・・

それと、おじさん 会うたびに「いじっているけど」期待のあらわれなので 許して頂戴!!

 

初めまして!7月からてんやわんや本町にお世話になっている新人の山崎と申します。

以後お見知りおきをよろしくお願いいたします。

てんやわんや本町にきてから今までと違う環境で色々と勉強させてもらうことが多い毎日です。今回は夢のみずうみ村で大切にしている『利用者様の「意思」が動く』瞬間を目撃したK様のことを書かせていただきます。

K様は両手指の動きが少し悪く、膝や腰の痛みもあり、ご自宅でお休みになられることが多いためご家族から活動の場を増やして欲しいとお話をいただいておりました。そしてご本人から「陶芸をやってみたい」とのお話もあり体験利用となりました。

私は下半身のリハビリとしてマシントレーニングをお声掛けしてみましたが、「今日は遠慮しておこうかな」とのことでした。痛みにも配慮してゆっくりお誘いしていこうと思い、陶芸への参加をお声掛けしました。

腰の痛みに配慮していつでも座って出来るよう準備しておりました。しかし、いざやってみると「立った方がやりやすいね」とのこと。最終的にはかなり長い時間立ったまま粘土を捏ねて色々な形を作っている様子が見られました。帰る際には「今まで陶芸はやったことないけど楽しいね」とのお声も聞かれ、笑顔でご帰宅されました。

陶芸は座りながら行っても上半身を動かすリハビリになりますし、立ちながら行うと立ったまま自分の体を支える下半身や体幹のリハビリにもつながります。その他にも粘土を器の形にしていく工程で手指の巧緻性を高めるなどK様にとって必要な要素を含んでいます。これらの動作は全てご自宅に戻った時にご自身で生活を行っていくことに直結し、生活の質の向上に繋がる「生活リハビリ」となっています。

改めてリハビリを行うにも様々な導入があり、利用者様それぞれに「やってみたい」があるのだと気づかせていただきました。

K様は現在、陶芸の他にパン作りにも取り組まれ、膝や腰の痛みがあるもののマシントレーニングや、階段昇降も行っていただけるようになりました。その他にも洗い物や予定表のマグネット外しなどの内職リハビリもお願いすると笑顔でお手伝いしてくださいます。

ご本人やご家族からはご自宅で庭いじりを長い時間やるようになったり、食器を家で洗っているんだというお声が聞こえるようになりました。

これからまだまだたくさんの利用者様とお会いしていくことになりますが、たくさんの『利用者様の「意思」が動く』楽しい活動を提供できる介護員としてみなさまにお会いできればと思っています。