おいらーくブログ

~その②:大槌町での出会い~

 

子共夢ハウス大槌では、おじさん達が着いた日には8人位の子供達が、ここに集っていました。

子供といっても、小学生から中学生、そして高校1年生の女の子もいました。

男の子達は、藤原先生や夢村の宮本さんを引っ張り出して鬼ごっこやサッカーを、

中学生の女の子二人は、ハムスターを水洗いして紙の巣箱で飼っていました。

高校生の女の子は、スタッフに会いに来たようなのですが、スタッフが町の寄り合いに行っていると言うので、何かとても不安そうな様子でした。

ここにいる子供達には、今回の震災で身内の誰か彼かが亡くなったり、震災後の仮設住宅での生活環境の中、夫々問題や悩みがあるそうです。

但し、それも後から知ったことで、当初はみんな元気な普通の子供達におじさんには見えました・・です。

おじさん達一行、藤原先生の身体のことや、ここのスタッフを少しでも慰労したく、荷物運びやBBQの準備を始めました。

ところが、

夜になり、札幌から持ってきた食材でBBQをしている時に、素晴らしい方達に出会ったのです。(これも藤原先生との出会いが結びつけてくれた縁です)

まずは、ここで毎日寝泊りして、子供達を見守る吉○さん。

この方は、世界中を旅行していて、特にインドでの滞在が長かったらしいのですが、自ら子供夢ハウス大槌の準備室長をかってでて、現地のスッタフ1名とたった二人で子供達への支援を志す、本当に柔和な風情を醸しだす方でした。

(この方の口癖は、子供達がなにをやっていても・・これもリハビリです)

おもかげ復元師の笹原留似子さんが、このBBQの会に参加してくれるというので、是非会いたいと着てくれた

地元で保育士をしている岡○さんは、初めて会うおじさん達のため、いっぱい差し入れを持って着てくれました。

岡○さん、貴方が作ってくれた「特製のジャコと高菜おにぎり」と「もやしの芽をひとつ一つ剥いて作ってくれたサラダ」そして、旬のめかぶはとても美味しかったです。

また、女性スタッフの方は「彩り鮮やかなビーフンのサラダ」と「美味しいタルタルソースがかかったオードブル」を持ってきてくれたのです。

おじさん達一行が慰問にきたのに本末転倒の状態ですが、貴方達の優しさに心から感謝です。

夜遅く駆けつけてくれた笹原さんは、わざわざ北上の方から、車を飛ばし夜の8時頃、手作りスポンジケーキを差し入れてくれました。

生クリームが程よい甘さであまいものが苦手のおじさんも美味しくいただきました。

(実は、笹原さんこの日は子供さん達の運動会で、準備やあと片付けで大変お疲れだったのにわざわざ来てくれたのでした)

いろんな話をしました。

たまたま、おじさん 岡○さんの隣だったので、保育園の子供達は全員無事だったのですかと聞いたところ・・・・

その③で

~その①:大槌町 子ども夢ハウス大槌まで~

当社職員及び利用者さん・入居者さん達のたくさんの思いが積もった「子供夢ハウス大槌支援募金」を届けに、岩手県大槌町に行ってきました。

有志は、星野代表、夢村デイサービスセンター統括 寺○、夢のみずうみ村てんやんや本町センター長 柴○、両方の夢村デイサービスセンターで兼務している作業療法士 岸○さん。

そして、ターミナルケアーをうらら伏古で率先して受け入れているaidaホーム長とおじさん。

御浄財を戴きましたみなさん、そして医療法人社団豊生会のみなさん間違いなくお届けいたしました。

 

おじさん達一行は、

5月18日(土)

新千歳空港⇒仙台空港(9:15着)

仙台空港からはレンターカーで迷運転手柴○さんと、もの言わぬナビゲーター岸○さんが

素早く(?!“)東北高速道入り口を見つけてくださり、両氏に半分命を預け北上し、一路 大槌町を目指したのです。

(余 話)

おじさんが、旅に行くときの愛用品を紹介させてください。

まずは、アイパッド(これは旅を何倍も楽しく、なくてはならない必需品です)

そして、このアイパッドに写っている映像は、おじさんが茨城県に小旅行した時の、日本三名瀑のひとつに数えられる「袋田の滝」です。

 

プレゼントして戴いたマイキャップ

そして、こちらもオーダーして作って戴いたマイブックカバー(ちょっとお洒落でしょ・・)

おじさん、ある旅行先の車内で素敵なブックカバーをしているトラベラーを見て欲しくなっちゃいました。

綾美さんありがとう。

その他、リュック、メガネケース、そして写真にはありませんが航空機内や長距離での車内で履く携帯スリッパです。

 

(余 話 休 題)

おじさん達一行は、途中前沢牛で有名な前沢サービスエリアで昼食をとりました。

 

ここで、おじさんは盛岡冷麺(650円)

 

とこのサービスエリア一番人気である前沢醤油らーめん(500円)

 

 

の二杯をたいらげたのです。(今回の1泊2日の旅で、公式でおじさん計4杯のらーめんを食べました)

前沢サービスエリアを出発し、

 

花巻ジャンクションから釜石自動車道⇒遠野町

(遠野町は、柳田國男の遠野物語のもととなった町であり、河童や座敷童子などが登場する「遠野民話」で知られています)

いよいよ、大槌町に近づくと、仮設住宅、仮設商店が点在し始めてきました。

 

そして、午後2時半 子ども夢ハウス大槌へ到着です!

木工場としてまた燻製工場として(おじさん達が行った時は、水を撒くと固まる土を敷いていました)使用されるプレハブです。

 

当社 代表 星野

大槌町から帰って来ました。人生の大きな転機になるほどの、衝撃でした。
岩手の辛抱強さと、優しさに甘え復興が進まないのではと政府の不甲斐なさに、腹がたちます。
看板に「福幸」と書かれていました。頑張ろうという言葉より、ジーンとしました。

(海沿いの祈りの広場)

 

うらら伏古:aidaホーム長


震災の爪後、無憎悪の大きさを目の当たりにして言葉がなかった。
あれから2年経過して未だ尚、復興の兆し遠く老若男女の隔てなく、全ての人が心に深い傷を負い、悲しみの中で今を精一杯生きている。各々が現状と向き合い今日をどう生きるか、地域の復興に何が出来るのか、如何に乗り越えるかを真剣に考えている。

しかし現実は、何から手を付ければいいのか考えている暇も無く、日々の生活に追われている。そんな熟慮たる悔しさの中でもがいている人達が沢山いる事を知った。私の友もその一人であった。

更に又、自らの体験・胸の内をボロボロ涙を落としながら語り、心の叫びをいつまでも語り続ける姿に傷の深さを見た。

そして私は、物言えぬやるせなさを覚えた。以上、報告します。

夢のみずうみ村てんやわんや:寺○統括

からは、

この度の慰問の参加は自費にての参加でした。

デイサービスからも3人参加させていただきました。

aidaさんの言葉に私たちの思いが言い尽くされています。

仮設住宅はテレビでみるよりも小さくここで家族が暮らしてるのかと思うと胸がはりさけそうでした。

代表が作る料理に、子供たちが集まってきてはあっという間になくなり、作っても作っても同じ状態でした。

両手を広げ子供たちを丸ごと受け止めている代表は女神さまのようでした。大げさではありません。
帰ってきて一晩たっても胸がはりさけそうです。

また行く機会がありましたら是非ひとりでも多くの方に行っていただきたい。

きっとそれが復興への 力になると思います。


(保存されることになった大槌町役場)