おいらーくブログ

 

今朝、朝礼で

まずは、デイサービスセンター生きがいサロン東雁来へ

ここでは、絵手紙と鶴の折物

併設事業所のサービス付高齢者向住宅CoCo東雁来では、

食事メニューの案内

この後は、住宅型有料老人ホームCoCo東雁来弐番館へ

玄関先の樹氷 ets

 

 

今回は、ダイバージョナルセラピー活動の一環で

DTW出張の旅で「グループホーム夢」さんにお邪魔しました。

その報告です!  報告者:小規模多機能 えくぼ東雁来   瀬戸DTW

第5回となる第2事業部のダンスパーティ、今回はえくぼではなくグループホーム夢さんに出張DTとして出向かせてもらいました。入場すると部屋の装飾に綺麗だねと初めから笑顔の人、緊張した面持ちの方や「これから何するの」と聞かれる方もおりました。

挨拶で司会のDTW○下さんがお一人お一人に挨拶して回ったあとに、回想としてテレビで昭和40年ごろに流行したズボンや曲のクイズを出しました。ブルーライト・ヨコハマの問題を出した後にその曲が流れ、職員が踊りを始めた後に、みなさんに職員がパートナーとして付いて踊り始めました。みなさん上手に踊られ、くるりと回転する人もいました。踊り終わった後の部屋の熱気が凄く、来ていた上着を脱いだ方もおられました。

一休みということで、生のレモンとオレンジを用意し、果物の匂いを嗅いでもらってからみなさんにお好きな方を選んで絞ってもらい、サイダーに混ぜて乾杯して飲んで頂きました。

再びテレビで運動会の画像を見てもらい、よく運動会で流れたオクラホマミキサーの曲を流してから2回目のダンスタイムに入りました。ジェンカではみなさん列並びになり前の方の肩を掴んでリズムを取りながらぐるりと部屋を周り、円になってダンスを締めました。

座って休んでもらい「見上げてごらん夜の星を」を歌った後、紙吹雪を舞い散らせました。率先してご自分から掴んでまわせている方もいました。曲を流しながら最後のダンスを踊りました。

締めの挨拶でもDTW○下さんがお一人ずつに挨拶して回り、涙ぐんでおられる方や、また来ていいかな?の質問にいいとも!と元気で答えてくれる方もおり、充実したダンスパーティになりました。

参加された方の様子、感想

 

これからダンスしましょうの声掛けに「出来ない」と言っていたが、いざ始まると応じて踊ってくださった○島さん

始めは顔が強張っていたが踊りの好きな方で、踊り始めてからにこやかになった○家さん。

「終わった後も元気でまだ踊れるよ」と話されていました。

ダンス好きな方で、最初から表情明るく積極的に踊られていた○藤さん。紙吹雪を率先して撒いておられ、最後のあいさつでは涙ぐまれていた。

にこにこしており、あまり踊りでは動かず、後半は疲れて座っていたが終始笑って参加されていた○口さん

「これから何するんだ」と初めは少し驚いていた○田さん。小休止の度に「こんなことあるんだな」と繰り返し話されていた。カメラ係に「写真撮ってよ」と何度も言われていました。

○鉢さんは表情の変化は見られませんでした。踊りには参加し、座ってお話したりするときも動かず聞いておられました。嫌なことであれば拒否して帰ろうとする方だそうで、

良かった?楽しかった?の問いには頷いてくださったので喜んで頂けたようです。

 

 

今回は、看取りについての研修報告です。

「施設での看取りについて」

講師:元町ひまわり消化器内科・腎透析クリニック 池○Dr

場所:元町ひまわり消化器内科・腎透析クリニック ラウンジ

時間:18時30分~19時30分

参加者:63名    報告者 ケアプラン銭函 菅○

  1. 多死社会の現状:高齢化の進行により今後死者数が増加し、2040年には現在の約1.5倍年間170万人の方が亡くなる時代が到来。
  2. 入院ベッド数の削減:現在日本では135万床⇒2025年までに115万床(20万床の削減)~軽度者や治療がない患者は在宅復帰させる方針(国)
  3. 現在の看取り状況:8割が病院・・・今後は在宅(自宅・施設)での看取りが増加と予測。

看取りとは・・「特別な用意や準備が要るわけではない。どれだけ患者・家族に寄り添えるか」一番重要な点である。

*最期にいい時間をご本人・ご家族に過ごしてもらうために

スタッフ(介護士・ヘルパー・NS、リハビリ職、etc)

↓(患者さんの容態、気持ち、ご家族の思い、疲労度など)  連携や情報共有をする

主治医

(患者さんの予後、やりたいことのできる体力・気力の評価)

EX) 「願い叶え隊」松山たんぽぽクリニック:職員が一致団結してやりたいことの実現に協力

*自宅・施設における看取りで必要だと感じていること

    1. 患者本人、患者家族への病状に関する十分な説明・理解、受容
    2. 患者本人・患者家族との人間関係構築
    3. 患者家族と関わるスタッフ間での情報共有の必要性
  • 痛み・苦しみ・不穏への理解・対処法

・患者状態の観察(家族、施設職員)患者の日会館を可能な限り減らすのが目標

・薬物以外の対処:温罨法、冷罨法、体位の工夫、気分転換、マッサージ

・薬物による対処:経口剤、座薬、貼付剤、点滴

~情報の伝達は簡潔に、的確にする:介護スタッフから看護師、看護師から医師間の情報伝達は簡潔に、的確に行なう事。~

*看取り時の対応

臨死期におこるサインに注意し容態観察。ご本人、ご家族に不安を与えないように焦らず、かつ迅速な対応を心がける。(本人の安楽のためバイタルサイン測定は考慮する)

<救急車の要請=延命処置の意思表示> 救急車到着時に心配停止であれば警察介入になる。場合によっては検死(司法解剖)になってしまう。

看取りに関して強調してきたいこと:温かく送り出す気持ちで、患者・ご家族としっかり信頼関係を構築し患者の苦痛・痛みを軽減する方法や薬剤について勉強・経験をつむ事が重要

自宅・施設での看取りが特別でなくなる時代~医療関係者・介護職員がしっかり患者に寄り添い旅立ちのお手伝いをしていく。

事例・質問等

①う○○入居者さん~ターミナル期で看取り対応の方で疼痛の訴えが強く軽減するために救急車の要請をしたが看取りであるため救急隊から搬送を渋られた。疼痛緩和すればQOLも確保でき少しでも安楽した時間を送れたのでは?

池○先生から:疼痛緩和で薬剤を使いご本人が楽になるのであれば使うべきと考えます。痛みの排除は重要だと思います。

 

②え○ぼ○○の利用者さん~看取り時期にご家族から不安の声が聞かれたが、スタッフも対応の方法が良くわからず的確な回答ができない事があった。看取りの手順など共通認識できるマニュアルや冊子があればよいと感じます。

池○先生から:介護職でも看取りの経過を知識として持つことは重要。家族への説明もパンフレットやマニュアルがあるとやりやすい。豊生会でも作成する方向で考えています。

③疼痛緩和でモルヒネなど麻薬の使用に対し家族が拒否した場合~必要性を医師からも説明し理解してもらう。本人の安楽を考慮した対応をする。